Another読了後

無理が祟って体を崩してしまったので、休みがてら、以前から気になってた綾辻行人のAnotherを読了。(映画等もあるのでネタバレしない程度に)


まず、面白かったです。ミステリは好きだけどホラーは苦手という私にとっては微妙なラインの作品ではありましたが。
謎を解くのがミステリという定義ならやっぱりミステリなんでしょうね、作中にある事象「そういうもの」を違和感なく受け止められればかなり読みやすい気がします。私は特に疑問を挟まないほうなんで、すんなり読めたけど…結構人によりそうですね。
最大の謎は結局分からないままラストに行ってしまいました、後一歩の部分までは推測できていたのに詰めが甘い。*1
伏線がかなり丁寧に多数織り込まれている上、ミスリードもかなり分かりやすくしてくれて親切な作りだと思います。最終章の展開は謎とは別にかなり深く入って読める、非常に面白い展開でした。
あえて一言言うなら、事象はいいとして眼はどうなんだろう、個人的にどうしてもここが引っかかってしまいます。


そういえば、綾辻氏のミステリは中学生の頃に十角館を読んで、トリックに大層憤慨した記憶があります。
なんだかんだでその後も館シリーズを読んでいたのでやはりミステリが好きだったんでしょう、人形館が個人的に一番面白かった記憶があります。読み直してみると伏線とかが細かく張られてそうですが…、ミステリって二度読む気がしないのが残念なところです。


ゲームは殆ど手がついていません、むしろ仕事がゲームみたいになってきている今日この頃。
P4Gが出るまでにはP3Pを終わらせたいところですが、はてさて。
そういえば身内がシュタゲのアニメに今更ながらはまり始めました。半年前は全く興味がなかったのになぁ…、ゲーム含めて持っていかれてしまった。

*1:消去法で誰かは分かっていたのに、それがどうつながるかは分からなかったんですよね