Chap11(ED)

境界面上のシュタインズゲート終了。
前回は勢いでがーっと読んでしまったので、再度ゆっくり再読。






最初のお前を騙せ。世界を、騙せ。


キャッチコピーがネタバレって…、とはいえChap11までよく意味はわからないので、そんなものかもしれない。
ずっと紅莉栖の死の回避が目的だと思っていたわけだけど、それだとパラドックスで今のオカリンの存在が消えるし収束からは抜けられない、「なかったこと」にしてはいけない。世界線αと世界線βが断絶していたので、プロローグとChap1〜10との開きが、ここでつながった時によく出来ていると感心しました。


プロローグは本当に始まりと終わりでした。
やはり最初に見た人工衛星(タイムマシン)がキーに。描写の長かったメタルウーパもその後のキーになりました、まさかあんな意味があるとは予想はしていなかったけどね。そしてすっかり忘れていた悲鳴、他に重要そうなキーがあったのですっかり忘れていたけど、1・2で意味が違うというのはよくできている。
ある意味あそこでオカリンがDメールをすぐに送り世界線を変動したことで、紅莉栖の死を観測しなかったのが一番の幸運なのかもしれない。


動画メールと論文は完全に予想外、動画メールはこの時点でのオカリンだと思ってたけど。失敗した後なら見える、とはどういうことなのか、そこがまだよくわからない。最初はノイズだから気づかない?注意して見ないとわからない?うーむ、オカリンは脳医学の専攻じゃないはずだが。
世界線の記憶は全員が継承するというのは、それまででわかっているけど、なぜオカリンが確実に全て継承しているかがよくわからない。で、考えられるのは、継承している記憶が励起されるのは、同様の記憶を継承している者と接した場合というケース。これだとラボ面が励起する理由はわかるけど(そういやダルだけ場面がなかったような?)、そもそもオカリンはなぜという疑問が、それに答えるのがあのムービーメールだったのかもしれない。
励起後の未来の自分からの情報に接したことで継承のトリガーが7/28の時点から引かれていたと考えればα・βと全て通過してくる観測者という立場もわからなくはないんですよね、どこか矛盾している気もするけど。
論文は、あー、だから紅莉栖はあんな数値がすらすら出てきたのか、と納得。


結局、最初のオカリンの体験した世界は1度目だったのか。紅莉栖の「辛そうな」発言やメタルウーパを入手してることからそうなんだろう、というか2度目だとシュタインズゲートに辿り着いているわけだから、そういうことなんだろう。
紅莉栖は実質2ヶ月近く秋葉を探してたということ?、オカリンが入院したのが1月後だから、見つからないわけか。(秋葉に居る白衣の学生の情報だけはありそうだから?)
いずれにせよいい終わり方でした。この話はオカリンと助手の話だと思う。