Being Meltdown(EP22)
シュタゲ22話、海外の反応を見た感想を今回も。
特にフォーラムの反響が大きいおかげで(MALのページ数20ってなんだよ)全部見きれたとは言えませんが、私が目を通した範囲でずらずらと。
総括
反響・評価共にぶっちぎりで高い様子。
定量的には、票数や点数が出るMALを参考とすると、これまでで一番投票数が多かったまゆり死亡時(12話)が317、それに比べて今回は433で5/5の割合が94%です。
感想は感動したというのが多いが、評価や反響が大きい理由は他に第三次世界大戦と全く別のファクターが出てきて、どうなるのか先が見えないと言う部分もかなり影響しているみたい。感想は多いのだけれど似たようなものが多いので、ちょっと気になった部分をメインで記載。ご了承ください。
絶賛系
- 最後の”バン”、これが全て。
- わぉ・・・、言葉が出ないよ。こんな凄いアニメ久しぶりに見た。
- 言うことなし。
- 素晴らしい話だった、それが全て。
- もっといいエピソードが来るかもしれないと思うと10点をつけにくかったんだけど・・・、ほら今回素晴らしいエピソードが来たじゃないか。
- kampeki!!!
awesomeコメントが多い。とにかく賛辞の単語ってこんなにあるのかと驚くくらい賛辞系コメントが多い。
岡部と牧瀬は今年のベストカップルだろうな。今のところ彼らの関係に関して不平不満を見たり聞いたりしていないからね。彼らの関係はすごく自然で、進展のペースも良かったし、非常に相性が良い上に、お互いのことを深く理解しているからな。
岡部と紅莉栖のペアの評価が高いみたい。
S;Gはステレオタイプを突き詰めたキャラクターと、タイムトラベルものの要素を全て突っ込んだバランスが見事だと思うわけだが・・・
とにかく、このエピソードを見るために家に帰った瞬間、すごいショックを受けたよ。
突然の岡部の告白、それに紅莉栖が岡部にβ世界線に行くよう諭した内容は、今まで読んだ推測のどれとも違ったし、最終話の前にβ世界線に到達し、鈴羽から第三次世界大戦を止める突然の呼び出しがあった。このどれもがサスペンスに巻き込むのに、それが一話に詰まっているんだ。おお!俺はS;Gが好きだー!常に予想を超えた展開をするな。
こうして熱心なファンがまた1人生まれたのであった…
Steins;Gateに匹敵する西洋の話はあるのかな?もしないなら、このシリーズがアニメに興味のない科学者や哲学者の間で人気になってても驚かないけどな。
バタフライ・エフェクトという大ヒットした映画があったような、シュタゲもその要素を取り入れていると聞いた気がする。
全く美しくて悲劇的なエピソードだった、シリーズ全体のフィナーレに適していると言っていいね。オカリンに泣いてもいいよと言ったまゆりのところで終わっていたとしても完全に満足していただろうな。
さて、エンディングの最後でシュタゲは「また」ギアを突然入れ替えてきた。β世界線ではディストピアを築くSERNはいないけど第三次世界大戦が待っている、一体、電話レンジを破棄した岡部はこれにどう立ち向かうんだ?大きな変化を起こすために人々に野菜を食べるように助言して回るんだろうか。
更に、何で彼に責任があるんだ?彼は運命を修復しなければいけない人物になったのか?ここは彼の最初の世界線であり、現在あるべきことはそのまま進んでいるんだよな。もし、第三次世界大戦が起きるんだとしたら、それは置いておくべきだろう。なぜならよりよい未来を作ろうと改変しようとする時、その裏には常に更に悪い事態が待っているものなのだから。
キスシーン
なぜかキスシーンがブログ系の方では特に賞賛されています。
僕にとってはアニメのキスシーンの中でベストに入るものだったな。たいてい、彼らの関係は最初のキスで集約されて終わってしまうんだよ!だから、S;Gにおいて彼らが何度もキスを交わしたことは嬉しいし、それはよりリアルだと思うんだ。
そうだな、キスの場面の現実的なところが良かったよ。特に、それがファーストキスではなかったと言った後の岡部の会話をすごく評価したいな。それはキスの理想的なロマン形(永遠に続く愛の形としての)をぶち壊したけど、実際の生活ではロマン主義なんて消え去ってしまうからな。だからまた、その後のキスやそれを求める岡部の言い訳も実際に起こることだから良かった。これは本当に上手く表現されているな、驚きだよ。
…むしろそこまで語ることに驚きだよ。
キスの時に一般相対性理論を考えるのは・・・、紅莉栖だけだろ。
どうなんでしょう。
ED
改変ED自体に対するコメントは意外に少なくて、ちょっと驚きました。
むしろEDで流れた曲はなんだと聞いている人の方が多かったか?"Gate of Steiner"と回答されてたけど、あれ"Fake Verthandi"のような?
What? What?! WHAT!!!??!!
鷲掴みにされたなぁ。「あぁ、今回が最終回なのか?」って思ったんだ、そしたらエンドクレジットで・・・WHAT!!!!?!!?!
完全に度肝を抜かれたよ。この上、次回なにがあるんだ。
なんだこのエンディングは?なんなんだこのエンディングは?!
岡部:ラグナロクは終わった!
−勝利のBGM挿入−
−10分後−
鈴羽:第三次世界大戦を止めなくては!
岡部:なん…だって…
完全不意打ちですから。
- あと5日、あと5日・・・
- あれ?何で俺残りの日数を数えているんだろう。
1つだけ明確なことは、岡部がβ世界線に戻ったことで何か大きなことが進行中で、間違いなくこの後のイベントに影響するということだけかな。そして、それらが始まりと終わりのプロローグにどのように影響して、残り2話で何が起きるだろうか漠然とだけど理解し始めてる。しかし、最新話までの待ち時間は間違いなく私を殺しにかかってるな。=_=;
ここまで来たら待つしかない。
第三次世界大戦とジョン・タイター
第三次世界大戦がすぐにオリジナルに結びつくところは本場ですかね、明確にいってないところでもfalloutと言ってるところは多いか。
さて、S;Gはここでまたオリジナルのジョン・タイターをトレースしてきたな。確か彼によると、第三次世界大戦は2015年から始まって、アメリカは崩壊し、ヨーロッパも多くが破壊され、ロシアが敗北するまで支配するんだっけか。
- Steins;Gateがfallout(核戦争)のプレストーリーだったとは知らなかったよ。
- 核兵器とタイムマシンだろ!核兵器による再生の因果の無限循環、きっとそれが紅莉栖がSERNのトップになった理由なんだな!
核戦争→タイムマシン→核戦争→タイムマシンの無限ループ。
オリジナルのジョン・タイターは第三次世界大戦を回避しようとしていたよね。そして岡部がDメールを送ったら2000年のタイターが消えた、だろ?
あれ、メール文面の字幕あったっけ?
懸念事項(不安)
残り2話で終わるのかと言う懸念も良く聞こえます。
本当にいいエピソードだった。ただエンディングでちょっと気になったのは、第三次世界大戦が始まったけど残り2話でグッドエンドを迎えることが出来るのかな?
さて・・・、残りマックス4話で、第三次世界大戦(他の世界線の核戦争の脅威)を回避する希望的な解決方法をみつける。
・・・できるのか?(24〜26話という仮定の下でだけど)
- 残り2話で0%に戻らないことを祈るよ。
- γ世界線に行くしかないな。
人物@紅莉栖
エピソードを見終わった後に泣いた。僕の心の中には永遠にいるよ、紅莉栖。
そして・・・くそ、残りの数話で何かが起きると言うことを僕は知って「いた」んだよ。
くりーーーす;__; 君のことは愛おしく思い出されるよ。
キスのシーンになら金を振り込んでもいいと多くの人が思うんじゃないか、今まで見た中でベストに入るよ。そして鈴羽?!!戻ってきたのか!!:D
紅莉栖ファン増加中。(元からか?)
ただ、全体的に見るとやはり紅莉栖単独より岡部とのペアでの評価が高いように見える。
この悲劇の驚異的なところは紅莉栖が常に完璧に冷静でい続けるところだな。取り乱したり泣くこと(少なくとも人前で)なく、オカリンにも救うように頼んだりしなかった。2人が救われる方法について、静かに考え、思いつかず、設定された結論に達したんだろう。オカリンの決意を容易にするため、彼に恐怖を全く見せずにβ世界線に行くよう強いていたし、死ぬことを恐れているとは言わなかった。
誰だって死にたくないのにね。
この話で彼女が自分のためにした唯一のことは、ラボに駆け戻ってオカリンに彼女も愛していたことを伝えようとしたことだけだよ。それを伝えたらオカリンの決心が鈍ることを知っていても、伝えなかったら自分が後悔することに気付いたんだろうな。
あぁ、心が痛む、本当に痛ましい。この話の間に誰かがいつ泣こうが、不思議に思わないね。そして残りの話、ショーは紅莉栖抜きで続かないといけないんだな。
色々言いたいことはあるが・・・
- 紅莉栖が言おうとしたことはなんだったんだろう、音が消えてわからないんだ。
- トゥトゥルーだろ。
- トゥトゥルーに一票。
- 4回口が動いているから「さよなら」か「愛してる」だろう。
- 普通に考えれば「さよなら」なのかな。
さよならなのか、断言してる人がいたけど。
紅莉栖が最後に言おうとしていた言葉は、彼女がSERNの一員だと言うことだと思うんだけど。
根強い紅莉栖黒幕説。他にもtop of SERNという表現を何回か見たけど。
"相対的"に家庭的ね・・・、アップルパイも家庭的なんだろうか?
先生、そこは触れちゃだめです。紅莉栖が完璧なツンデレだったからソーイングセットは違和感があったと言っている人がいたけど、ツンデレ≠家庭的という公式なのだろうか、よくわからない。
人物@岡部
オカリンが何度もまゆりの死を見て感情を麻痺させているのは視聴者はわかっていたけど、それを彼の口から認めさせるのとでは意味合いが全然違ってくるよな。無自覚に非常識になっていくのと、意識しながらなっていくのでは同じものではないのだから。オカリンは本当に多くのものを失くしていたんだな。
オカリン限界なんです。
美しい話だった・・・、岡部のスピーチは文脈は無茶苦茶だったけど、なぜか凄く悲痛な思いにさせられたよ。最終話が待ち遠しいな。
たぶん今まで見たアニメの中でもベストかな、今年は豊作だね。
見事なまでキャラクターの感情を誠実に反映したロマンスシーンだった。2人の主要キャストのキャラクター性を損なわず、友人から恋人へと自然に移行するのは難しいのに、このアニメは特に今回のエピソードで見事にやってのけたな。完璧なドラマ、完璧だよ。特に、カリスマのあるマッドサイエンティストのペルソナと、彼の生の感情がない交ぜになった最後のドラマチックな"勝利宣言"は胸に突き刺さったよ。そしてずば抜けたcliff-hanger(続きが気になる)なエンドだった。
勝利宣言に触れている人もいて、若干嬉しい。
α?β?γ?
世界線はどこに行くのか?
僕は今いるのはγ世界線(C)だと思うんだ。鈴羽は以前探していたのとは違い、現在に到着すると同時にダルに連絡し、父親だということも覚えている。そしてSERNの支配の代わりに第三次世界大戦になってるね:)
どちらにせよ、これまでの話から推測すると未来は不可逆なように変更されたようだな。岡部は元の世界線には戻れないのかもしれないね。
岡部のこれまでのプランはタイムマシンに関わるものを全て停止することだったけど、鈴羽の登場でこの世界線でも未来にはタイムトラベルが存在することが明白に証明されている。SERNがこの世界線でいい奴になってない限り、岡部とダルは鈴羽のマシンを作るはめになるんだろうな。
↑それには同意できないかな。岡部はまだγ世界線に至っていないと思う。
0-1%をα、1-2%をβとするならそれ以外のラインに行く必要があるけど、岡部が世界線を超えた時のメーターは1.13だったからね・・・
岡部は彼らがSERNに気付かれた最初のメールを消しただけだから、γ世界線に行くには別の大きなタイムシフトを起こす必要があると思う。鈴羽にとって二つの世界線では幾つかの出来事が起こることは同じなのかもしれないし、同じじゃない理由はない。そして私達はβ世界線でなにがあったか知らないんだ。くそ、基本的に、今はまだ何でも起こりえるんだよ。
↑読み直したけど、岡部はずっとαにいてβに来たのか。それともβにいたのがαに来てβに戻ったのか、最初のが正しければβになればまゆりも紅莉栖も助かるけど、後者だとしたら紅莉栖の死はたぶん確定的だ。
次のエピソードを待つしかないね。
最初の世界線が表示されていないから、どうなのかよくわからない、ということ。
興味深いのは最後に鈴羽がダルと岡部に連絡をしてきたことかな、あとβ世界線にいるんだけれでもまだ新しい不安はあるよね。まゆりが色々な死に方をしたことを考えると、紅莉栖を救う方法を誰か推測できるかい。
紅莉栖にも収束は働くのか?
一番の疑問は鈴羽が戻ってきたことだな。岡部がIBNと電話レンジを破棄したことを考えれば、事実上タイムマシンは存在する機会すらないことになる。だけど、この鈴羽の帰還は岡部とダルが古い素材を掘り起こしてタイムマシンを作り上げたことを仄めかしている。
鈴羽が父親のことを覚えていることに疑問を出す人もいましたが、α世界線ではなくβ世界線だから、ここでは「基本的に何でもあり」(βにおける過去の事象を知らないため)ということで理解が進んでいるようです。
後は、SERNと第三次世界大戦のつながりを気にしている人がいる感じか。
その他
一つ混乱しているのは、IBNを使った後にまゆりが
“You don’t need to talk like that anymore, I’m fine now, you can cry for yourself from now on”
と言ってることだけど。これはまゆりがα世界線の記憶を持ってることを意味してるのかな?
何かを察したんだと思うんだけど。
なんかCRの英文字幕が酷いとお怒りに。19話までは良かったけど20話から劣化したと激怒している人がいた。
うーん、どうなんでしょう?(犠牲となった全ての思いに感謝を・・・の部分)
βにIBNがあるところとか突っ込み入るかなと思ってたんですが、あまり触れられていないみたい。
見れた範囲ではこんなところでしょうか。しかし、最初の方はプロット(脚本)がいいと評価されてたけど、後半入って特にこの2話でキャラクター描写が突き抜けているという評価が並んできたみたい。さて、来週はどんな反応があるんでしょうか。
というか、どこまでやるんだろうか?
ネガティブ系
賞賛コメが圧倒的多数ですが、別の視点で不満を言ってた人たちの意見も面白かったので取り上げてみます。
この後、他の記述はないので、興味があればどうぞ。
岡部と紅莉栖が互いに愛を告白したり、1%の壁を越えるエンターキーを押すまでの長い長い別れのシーンなど今回の話は実に感傷的(mushy)な話だったな。岡部が好きだと伝えた後の紅莉栖の反応はプライスレスだよ。同時に、このキスまでがどれだけ長かったかとも思ったけどね。そしてもちろん、<<第三次世界大戦を止めるために>>、虎の口を出たら鰐の歯に挟まれていた(こっちではこう言うのかな)。紅莉栖の死はSERNを止めるだけじゃなく、血塗られた第三次世界大戦を引き起こしたようだ。きっと核兵器が自由に使われてるんだろうな。
↑mushyだよ、特にキスのシーンはね。ドクペのシーンはcoolだったけどな。正直に言うと、岡部と紅莉栖の話より、まゆりが「自分のために泣いてもいい」という部分で泣きたくなったんだ。
mushyは感傷的、安っぽい、お涙頂戴的なあまり良い意味はない言葉のようだが、誉めてるのか貶してるのかよくわからない。
飾らないで率直な感想を言う。
今回のエピソードは本当に(cheesy)クサかった。BGMはそのクサさをド派手に追加したけど、率直に言えば、それでもこのエピソードは(awesome)素晴らしかったと思う。この話は私がどれだけこのシリーズのキャラクターとその奇妙な人間関係を愛してきたかに対する遺言なんだと推測している。牧瀬ジレンマの悲しい結末でも、キャラクター達は最後の最後までそれらの魅力を維持していたし、それが間違いなく私が高く評価している部分だよ。
↑へぇ、私を含めてこのエピソードがクサすぎだし、やりすぎたと言う人はいるんだね。
cheesyは安っぽいだけど、意味的にはこっちか?これも誉めてるのか貶してるのかよくわからない。
しかし、このシリーズで一つ懸念事項はクライマックスの瞬間が実際の話より前に判明することなんだよな。今回の話はすごく感動する話ではあったけど、多少興を削がれるのは、このイベントもなかったことにされる(ことがわかっている)ことなんだよ。
Dメールの打ち消し以降、最新話までを極めて予想可能なものにしてしまってるから、今回の話も今までよりは見えにくいけどそれでも予想可能の範囲内に留まっていたよね。予想可能な要因は牧瀬が死なない(あるいは生き返る)ヒントにもなっているし、これは鈴羽が第三次世界大戦を防げといっていることから顕著だよ。もちろん気にしているのは、このシリーズが最後にどんなどんでん返しを計画しているかだし、率直に好奇心をそそられる。
ご都合でも構わないから岡部と牧瀬のハッピーエンドを私は見たいんだよな。
(ここまで言ったのに)10点評価をしなかったことを不思議に思う物好きな人がいれば説明するけど、岡部がこの話で言ったことと関連するんだよね。タイムトラベルものはボタン1つで「悲しいシーン」をなかったことにしてしまうから、どうしても感動しづらくなるんだ。別れの場面はよかったけど、彼らが2度と会わないし、紅莉栖が死んだままだとは1秒たりとも信じられないから、どうしても情緒的なインパクトに欠けてしまうかな。
鈴羽の再登場はいい急展開だね。β世界線はみたところα世界線より悪そうだ。しかしγ世界線に到達するには残り2話というのは短し過ぎやしないか。
ラストまで見ると変わるかも?
シュタゲのストーリーは素晴らしいね。その理由はトリッキーな部分にあると思うんだけど、そのせいで幾つかの部分で岡部の恐怖に共感を感じるのが難しくなってるとも思うんだ。
ややこしいからこそ楽しくもあるが・・・
今回の話と前回の話は動きが少なくて退屈だったから、次回以降は大きく話が動くことを期待しておくよ。
確かに話の展開としては20話から進んでいない。