静止限界のドグマ(12話)

なんだよこれ・・・、なんだよこれ

あらすじ

謎の脅迫メールから2日経った8月13日の金曜日タイムリープマシンが完成するが岡部は実験を中止し、世間に公表することを決定する。そしてタイムリープマシンの完成祝いの打ち上げを行っている最中に…

感想

ここできったか、と言うのが最初の感想。
てっきり原作と同じ区切りだと思っていたので少し驚きましたが、まぁこれに関しては後ほど。


次に思ったのが、やはり映像になると結構違うなと言う印象。最後のじりじりくる緊張感は映像ならではかな、と思う一方でおそらく次回であろうこれからのシーンは果たしてどう表現するのだろうかと言うのが楽しみでもあり、恐ろしくもあり。
元々アニメの雰囲気は全体的に暗い感じがあるので、展開もあいまってこの先が怖い。


アニメの助手はデレ過ぎだろうと思っていたけど、オカリンの精神的余裕がかなりの速度で削られていってる分、比例しているのかなと考えると少し納得がいきました。今回の買い物帰りのシーンとか。
最後の懇願から絶叫まで、ここからの岡部の演技が見事だっただけに今回その一片が見れたことで今後が非常に楽しみではあります。


海外の反応は…、残念ながら土日出勤確定したので見てる余裕はないか(BD買いに昨日早く帰ったのが原因だったかもしれない)。
なんとなく予想はつきますが。あちらタイターの正体やトゥルーのネタバレはちょくちょく出るわりに、不思議なことにまゆりの死については殆ど出てこないんですよね(さすがに先週は出てましたが・・・)。だからこそ、どういう反応があるかは想像できそうです。

ラスト

ネタバレではないけど原作の記述にふれるので




さて、てっきりChap5と同じ引きだと思っていたので驚いたわけですが、BDやPSPと合わせ1クールのラストとも合わせた今回、尺の関係云々ではなく狙ってあそこで終わらせたのでしょう。それはなんでかな…と思っていたんですが、アニメの展開を考えるとむしろ自然なのかということに2回目見ながら思い至りました。原作とアニメの最大の違いは、前者がSF面を出しているのに対し、後者ではそこは深く触れずに人間関係を重視して表現していることでしょう。タイムリープに関しても原作では岡部と助手の間でその是非を議論した上で結論が出ず「実験の成否が不確定のため中止」だったのに対し、アニメでは「ラボメンを危機に巻き込まないために中止」となっているように見えます。原作の終わりはその不確定に対して実行し、その成否がどうなったか気になるわけで、それをアニメにおきかえるとラボメンが危機状態に陥って惨劇が発生した後に、どうする・どう切り抜けるというところが楽しみにつながって来るのだと思います。
とそんなことを今更ながら感じた頭の悪い人間でした、はい。



現状、リープのリスク等が十分に説明されていない状態で跳んでも、「成功ね、はいはい」という風にしか見られない気がするわけで、そう考えると助手のあの台詞はどうなるんだろうか、というのが少し気になるところです。やはり来週がかなり気になるな。