形而上のネクローシス(13話)

跳べよぉぉぉぉっ!

あらすじ

タイムリープマシンの完成打ち上げに突如乱入してきた武装集団、そして突然のまゆりの死。鈴羽の活躍により一瞬の隙をつき、完成直後のタイムリープマシンを使いまゆりを助けるために岡部は過去へ跳ぶ。

感想

なんでしょう、これまでで一番あっという間に終わった感じがします。
内容が詰め込まれていたわけでも、演出が光っていたわけでもないですが、見終わった後のこのあっという間さ(時間の相対的進行具合?)は13話の中で一番でした。あと、予告とかでわかってはいたけど映像になると電車のシーンはやはり衝撃的。ブレーキ音とかリアルさがなかっただけましかもしれない、あれで急ブレーキの音やSE入れられたら真面目にへこむ、というか中央線沿線民には結構洒落になりません。


さて、OP前。事前にいわれていた通り、リープ跳躍→OPの流れになりましたが、これもまた緊張感がありました。
原作ではBGMと文章展開でぐいぐい持っていったのに対し、アニメではBGM一切なしでじりじりと緊張感がにじみ出る演出。同じシーンでも見せ方でこんなに変わるのかというのは素直に驚きです。(個人的にはこちらの方が好きですかね、原作のテンション上げっぷりとも甲乙つけ難いですが)

  • あの至近距離で鈴羽が萌郁を外したのは…、威嚇じゃなくてそういうことなんでしょう。(というか萌郁さん思ったより武闘派っぽいぞ)
  • ダルが静か過ぎる。
  • 萌郁さん撃ちまくり、リープマシン壊れたらどうするんだ。(原作であの狭いラボの中であんなにやり取りが長引いたのはリープマシンの確保がメインだからうかつなことが出来なかったと言う認識です)
  • 最後の跳べよも「リープの危機」に対してではなく「ラボメンの危機」に対してになってるようです。紅莉栖が撃たれた直後というのも緊迫感が増しているか。
  • 前回ラストの伏字、確認は取ったけどやはりカットされましたね。展開から言えばしょうがないか。


話の大半はOP前で終わってしまった気がします。それほど濃縮されていた感じです。
一方、OP後は焦燥感があるシーンですが時間はゆっくり流れているように感じました。


助手は早々にリープに気づいたようで、考えてみれば何度リープしようが、他所から見たら1回も10回も100回も変わらないわけで、何回目かで気づくようなら1回目で気づいているわけなんですよね。ただ、そのこと(助手が気づいている)に気づけるだけの余裕がオカリンにはない、そしてその視点を通しているプレイヤーもわからない・・・と。ただ、この演出は諸刃の剣になりそうな気がしますけど。


ルカの電話に岡部だと言ったり、紅莉栖の名前を普通にいったりと些細なことで余裕のなさ、切迫感が伝わってきます。
OP前もそうだけどアニメはこう、じわじわ来る感じが強いです。


さて、次回の展開も読めませんが、流れから言えば個人的に一番好きなシーンが来るはずなので期待したいところです。
助手のあの電話が吉と出るか凶と出るか・・・