Metaphysics Necrosis(ep13)

今回もシュタインズゲート第13話の海外の反応をぶらぶらと。私が海外のサイトを見始めたのは7話からですが、回毎にコメントが増えていったりするのを見ていると楽しんでるなーと思ってしまいます。(そういえば公式配信しているクランキーロールでは遂にスレッドが分割されたようです)
抜粋意訳による誤訳の可能性あり。

If you haven’t been watching Steins;Gate, turn back now. There is no way to do this post without spoilers, and your priority should be on starting at the beginning of this great series, and watching it first-hand. You can come back and read this once you’ve caught up.

全般

遊びは終わった。Steins;Gateの楽しかった最初の12話がセットアップであったことが明らかになりつつある。本当のショーは今始まっている。

これまで私はSteins;Gateを重視していなかったけど、それは遅すぎた…、今回のエピソードは完全に私の意見を変えました。
次のエピソードが今すぐ必要だ!

話の流れがガラッと変わったこと、目的がはっきりしてきたこともあり新しく興味を持ってきた人がいるような。

Steins;Gateは本当によくなっていく!!それは、私がサブがアップロードされると同時に見る必要がある番組の1つになりました。
私は見るや否や、DLし、不幸な兎に跳びかかる豹のように椅子の上で背を丸め食い入るように見入ります。
アニメを見る際、私はダウンロードボタンをクリックする前に(DLが)どれくらい回線を消費するかを心の中で計算するけど、他と違い迷いは全くありません。指の素早い痙攣と満足感だけがあります。

・・・重症だ。
が、放送を待てずに海外のフォーラムを先に見た私が人の事をとやかく言える義理はない。CRの配信は水曜なんですよね…、こっちの放送は木曜(金曜)というのがなんともかんとも。

ストーリー関係

ストーリー関連の感想は以下の三点(+1)にほぼ集約されているようです。

  • まゆりの死は「必然」(「運命」)なのか?
  • なぜ岡部はDメールを送らないのか?
  • なぜ岡部は仲間に相談しないのか?
  • (岡部は何故3時間前にしか戻らないのか)
Dメール

たぶん、まゆりが必然的な死亡時刻を免れることができない所で、それは「運命」のラインに沿っていると考えられます。
ああ、ちょっと待ってください。私は、牧瀬がエピソード1において一度死んでいたことを覚えています。従って、私達が「運命」論を続けていくのなら、なぜ彼女は現在生きているのでしょうか?詳細を考えていくと、牧瀬のケースとまゆりのケースで重要な違いは1つしかありません。
牧瀬の運命はDメールによって変更されたのに対して、まゆりの運命は岡部のタイムリープによって変更されています。
さて、これはどういう関係があるのでしょう。私は、堅固な結論を出すにはまだ十分な情報がないと思います。

・異なる世界線間の人間にも交互にラインは繋がっているのか?
 同じ世界線の中ではまゆりが死ぬことは確定しているのはわかったけど、異なる世界線でもその関係性がないとどうして言い切れるのだろう。
・↑牧瀬はこの世界線では生きているだろ。
・↑牧瀬はタイムリープ直前に撃たれたよな、ということは世界線変っても死ぬ運命は変わらないかもしれない。

世界線が変っても「運命」からは逃れられないのでは。牧瀬もまゆりも死ぬ運命にあるのか。

Dメールに関しては以前、岡部が制御しきれないと言っている。それに、Dメールを送ることによるバタフライ効果が何であるかわからない。
一方、タイムリープは、自分で起こることをコントロールすることを可能にする。

Dメールは不確定要素が多い。

題名:ヤバい
椎名まゆりが、何者かに撃たれたみたいだ・・・


これを送れば問題ないだろ

お前、天才だな。

相談

・鈴羽をボディーガードに雇えば解決じゃないのか?
・まゆりの死が決定されていることならば、その理由を探す必要がある。
・↑そのためにも紅莉栖(知恵)と鈴羽(力)の助けは必要になってくる。

なんで相談しないんだという感想が圧倒的多数。
Dメール実験の時といい、ラボメンのオカリンへの理解の描写がよかったのが、逆にオカリンがラボメンになかなか相談しないことへの不信感を抱かせることになってしまっているような、ラボメンとの人間関係を重視したことが仇になったか。

オカリンが、牧瀬または鈴羽に相談することを断るところを見るのは少し煩わしい。が、なぜ彼が周囲に相談することを断るかも理解できる。
彼は明らかに他のラボメンバーにも、SERNに関わり危険に直面して欲しくないのでしょう。タイムリープ直前に牧瀬が撃たれるのを見た直後の彼が、その状況が再び展開して欲しくないと望むことはおかしくない。

放映中、私は「頼むから、彼らがお前を助けることができるように、仲間に話しをするんだ」と金切り声で言っていました!
たぶん、彼は以下の理由で仲間に話したくないのでしょう
A. 彼は仲間に深入りしてほしくありません。仲間にラボを去り、生き延びて欲しい。
あるいは
B. 彼は、他の仲間のうちにSERNとつながりがある者がいないという確信がありません。

彼が、彼女(紅莉栖)がSERNのスパイであることをすでに警告されたことを思い出してください!

鈴羽活躍する⇒鈴羽への信頼up⇒鈴羽の発言の信憑性up⇒あれ?紅莉栖怪しくね?

彼らが最適な解決を導くため時間を費やすことができたのに対して、私は岡部にその種類の忍耐があるように見ません。
私は、彼は基本的によい男だと思うけれど、目の前のことしか考えられていないと思います。
ちょうど今、彼はまゆりを救おうとしています。
例えばダルを犠牲にしてまゆりが助かるのであれば、私は彼がその選択をするだろうと思います。

ダルを生贄にしてまゆり生還。紅莉栖との雷ネットの時のこと(岡部は大局的視点に欠けている云々)を言っているようです、よく覚えているな…

彼の(自分が)タイムトラベルを行ったと知っている惑星上の唯一の人でありたいという願望は、実際のところ、彼の何でも所有し内面化したいという願望に端を発するのかもしれません。

脅迫メールに引き続きの秘密主義についにこんな言われようまで。(突っ込み入ってたけど)

リープの時間

・岡部はなんで3時間前までしか戻らないんだ?確か48時間(2日前)まで戻れるんだよな。
・↑タイムリープマシンが完成したのはその日の朝。だからマシンが完成するより前に戻れないんじゃないか。

完成したのは14時です・・・
一回目は紅莉栖が設定、二回目はそれどころじゃなかったからデフォの3時間で跳んでいるというのが私見

SERNの目的

私はまだ、SERNがその他を拘束することよりまゆしぃを殺すことを注視している気がします。
―まゆしぃが殺された時に、萌郁は、彼女の死を誰かに報告していましたね。
また、萌郁はクリスティーナを撃ちました。
SERNの目的が、彼らからタイムマシンについての情報を得ることであったならば、これはあまり利口な行動ではないでしょう。
勿論、状況を考えると彼らは岡部が時間軸を切り換えることを妨げることを優先したからかもしれませんけど。

萌郁は岡部も撃ち殺そうとしていましたけどね…

鈴羽とTV

・ここでの大問題は、どうやって鈴羽はテレビがタイムトラベルマシンに影響すると知っていたかということだ。記憶が間違ってなければ、岡部は彼女にタイムマシンのことについて詳しく説明していないはず。
・↑(鈴羽はタイムトラベラーなので)彼女が単に既にその事を知っていたからでしょう。
 なぜ彼女は、他にも仕事がある中からCRTテレビのある仕事を得たのでしょうか?つまり彼女は、物事がうまく進むのを確かめるためオカリンの近くにいるでしょう。
・↑↑私は、以前の話で、彼女がMr.ブラウンの気を散らすことを手助けした時に全てを見ていたので、テレビがタイムトラベルマシンに影響することを前もって知っていたと確信しています。
 オカリンがテレビについて紅莉栖に話した際に、彼女がそこにいたか私は思い出すことができないけれども、彼女はとにかく彼にそのこと(マシンとTVの関係)を尋ねたのだと思います。

私は後者派。鈴羽が持っている知識はどこまでの範囲なんでしょう。

「42型、点灯済み」彼らが跳躍の調整を出来ないように、襲撃者が最初に強襲してきた際にしたことは二階で点灯していたテレビを打ち壊すことでした。

ん、全く気にしていなかったけどあれってそういう意味もあったのか・・・?(萌郁の反応を見る限りはTVがキーになっている情報は伝わっていないと考えていたんだけど)

「42」ってなんだ?生命、宇宙、そして万物についての答えか?
・↑テレビのインチサイズだろ。
・↑↑銀河ヒッチハイク・ガイドとはたぶん関係ないと思うけど…

SF好きは「42」と聞くと6*9を思い出すらしい。
生命、宇宙、そして万物についての答え(wiki)


今後

彼女の1番目の死は午後6:34でした。
彼女の3番目の死は19:59(午後7:59)でした。
まゆりを地下鉄に連れて行くことによって、彼は彼女の人生を1.5時間延ばしました。つまり彼が完全に失敗しているかというとそれは正しくないです。彼は彼女の寿命を延ばしました。

岡部の努力は報われるのか?(12話の時間挿入だと1回目の死亡は19時過ぎているようですけど)

・このエピソードからまゆりを助けると言う話になっているところ悪いんだけど、SERNとまゆりが関係ないのならまゆりを助けられてもSERNのディストピア構築は起きるんでしょ?
 この2つの問題はどうするの?このアニメはどっちに向かって進んでいるの?


・↑マユリが、死ぬように運命づけられているならば、SERNによる支配もまた運命づけられている。時間のその99%で運命は勝つだろうけど、1%の可能性だけがそれを変更するのでしょう。
 その為にはオカリンは世界を裏返しにする必要がある。不可能性の次にある偉業…、あなたが神になることができない限り。

オカリンに残された手段は救世主になることだけなのか。
電話レンジとハッキングの時もそうだけど別々の線を走らせるんで視点が動く。

その上悪いことには、まゆりの死は今回SERNと無関係であるようです。
エピソードが終わる時に、岡部はまだ何とかして彼女の死を回避することを決心しているけれども、彼はどのようにそれをすることができるかについて答えを持っているわけではありません。
まゆりが死ななくても、この時点の問題が多数解決することがないことを留意しなければいけません。
ラボから離れていても、クリスティーナとダルはまだ危機の最中にいるし、タイムマシン自体も没収される可能性があります。

実は、色々と詰んでるんじゃないか。

理論関係

タイムマシン・Dメール、そしてタイムリープ世界線移動と時間軸移動についていろいろと考察進む。

  • タイムリープ:時間軸に沿って移動。固定された結果は変えられない。[親殺しのパラドックス]
  • Dメール:世界線を変えるので様々なことが可能、変化は岡部しか観測できない。[Dメールを使って暗殺者を雇えば、父親を殺すことが可能=親殺しのパラドックスを回避可能(当然自分は消滅する)]

ここ数話の証拠から考えてみた。あってたらうれしいな。

彼のRS能力が起こらなかったので、タイムリープ世界線の移動がおきなかったことを私は信じます。タイムリープは単に同じ世界線を移動しているだけなのかもしれません。
私は平行した数百万本の世界線をイメージして、違いを考えています。
Dメールは線の上下ではなく、別の世界線へと1本のラインから水平に移動させます。
タイムリープは、あなたがいたのと同じ世界線に沿ってあなたが上(未来)ではなく下(過去)を旅行することを可能にするけれども、物理的な肉体は動かないので自分が2人存在することはありえません。
鈴羽は、実際の物理的な移動(彼女が父親を見つけた後に「去る」と言うことから言及しました)のようなので、彼女の方法はDメールとタイムリープの両方とも違います。
彼女の方法は2つの物理的な鈴羽の存在を許すかもしれないけれども、彼らが会ったならば、それは世界線全体を崩壊させるかもしれません。
新しい世界線は、世界の誰もの決定により産まれることを考えると、タイムリープは前の世界線の100%のコピーを作成し、そこから分岐するとみなされることができます。

タイムリープは同じ世界線をコピーしてそこから分岐している(全く同じ世界線ではない)

最初のシーン(8:17)で電車の話をしている子供の近くにいる二人は橋を見ているけれど、2回目のシーン(16:02)では橋を見ていない(正面を見ている)。だからこれは違うタイムラインだと思う。

確認した。うわぁ…、どこまで細かく見てるんだ。

人物関係

“I won’t let you kill her. I will… save Mayuri!”
わお、オカリンはこのシーズンで一番かっこいいキャラクターだね。

オカリンの評価は上下しすぎててどのくらいなのかよくわからない。

(襲撃時)ダルはなにをやっていたんだ?

ですよねー

鈴羽は綯を迎えに来たと言っていたけど、地下鉄の時にはどこにいたんだろ?

そういえばどこにいたんでしょう。

萌郁は今やまゆりを2回も殺したけれども、私はFBが何であるかを見つけ出すまで、彼女に対する疑問点(かろうじてだけど)を善意で解釈することにするよ…

まだ信じている人はいる。

  • Makise Kurisu=MK
  • Moeka Kiryu=MK

鈴羽は二人を勘違いしたのか。

ネタか、本気か、どっちかわからない。確かにMKはSERNのスパイでしたけど、というか紅莉栖はKMだね。

その他

・まゆりの携帯電話の応答いいよなー、欲しいよなー
・↑アンドロイド向けアプリを作るしかない

真面目に作っている人がいるっぽい?


H.G.ウェルズの「タイムマシン」を引き合いに出す人が多いです。タイムトラベルものの鉄板ですね。
あちらでは婚約者の死を回避しようとしても、それが因果になっていたためパラドックスで不可となっていましたが、SGはそれを回避できるだろう(世界線が複数あるため、パラドックスに縛られない)と安心する人が多い感じ。ただリープは同軸時間内だから、まゆりが死ぬのを回避してリープするのはパラドックスを引き起こすだろうと指摘している人もいました。ここら辺、リープで世界線移動はおきているのかどうか議論になるところのようです。

まとめ

最後のキー、タイムリープ世界線の移動が登場したことにより世界観の考察、それによる今後の推測がトピックとして取り上げられているようです。これは(予告見る限り次回に来る)最後のピースでまた、色々と考察が出そうですね。
あの説明でミステリーで言うところの出題編は終わるから、考察が盛り上がるのは今がピークなのだろうか?ただ、今回かなり取り上げられていた世界線の話は、明確な回答が最後まで出ていない(例えばリープは世界線の移動が本当に起きていないのか等)からいろいろと今後も推測は続く気はします。


全体的な雰囲気としては、解決策が見えない中、SERNのディストピア、まゆりの死の回避と問題が詰み上がってきて視聴者側にも閉塞感が出てきている感じ。だから、未来の情報を知っている鈴羽、リープにいち早く気づいた紅莉栖に打開策の鍵を期待しているが、オカリンが二人に相談しないのでさらにフラストレーションが溜まっている。といったようなところでしょうか。