形而下のネクローシス(14話)

色々とすごい。

あらすじ

まゆりを必ず救う、そう心に誓った岡部だったが何度タイムリープしようとまゆりの死からは逃れられない。自分の罪を突きつけられ、絶望に追い詰められて、動くことが出来なくなった岡部に手を差し伸べた人物とは…

感想

構成が非常に良いですね。OP前のデスループ、前半の絶望と悲劇具合、転換点を挟んで新たになる事実と打開策への希望の引き。前回がなんだかあっという間に過ぎたのに対し、今回は内容は多いがあっという間に感じた回です。


さて、OP前のデスループ。シーンがカットされてるとはいえゲルまゆ出ました…、正直アニメでは絶対やらないと思ってただけに少し驚き。
背景でノイズのはいるBGMがいい感じだけども、若干死んでいるケースが異なるのがわかりにくかった気も。


前半は言うことありません。岡部の演技が突き抜けていて見ているこちらが辛くなってきます。
萌郁の言った3項目は全てオカリンが自分で決めて実行してきたこと、自分の罪を突きつけられると言うのは辛いことです。
余談ですが、手を上げさせて銃を奪う際に萌郁は一瞬携帯の(送信?)ボタンを押してます。後ろから襲撃した人物を呼んだんでしょうが、こういう細かい演出は個人的に凄く好きです。たぶん、気づいてないだけで他にも色々ありそうな気がする。


そしてCM前後の転換点。個人的にシュタゲ名場面はどこかといえば、ここ(リープ跳躍ではない本当の転換点)なので楽しみにしていました。
で・・・、なんだこの狂気助手。このポーズ、1話でオカリンがやったマッドサイエンティストのあれと同じですね。オカリンを元気付けるために照れながらやる助手、それを呆然と見てその後笑みを溢すオカリン、うーん、やはり人間関係の描写は力が入っていますね。
そして、その後の手をつなぐシーンは非常によかったです。なにがって、手を取るまでのオカリンの逡巡が目に見える…、とうもろこしの手渡しの時もそうだけどこういう部分での表現上手いなーとしみじみ思います。
こういうのを見た後に牛丼屋のシーンをみると少々複雑です。ゲーム中はここの流れはほぼギャグだったけど、こうして見直すと「孤独の観測者」の意味がじわじわとわかってくるようです。いるけどいない、の感じがDメールより更に強くなってます。


後半は展開をまた変えてきました。相変わらず引きが上手い、希望を見せて終わらせる分、今回の展開はあっているのかもしれません。個人的にはラジ館侵入がきっちりしていたので(アトラクタフィールドの説明も同時にしていたし)上手いと感じました。
原作やってた時は、オカリン気づいたくらいだから他にも気づかれて大騒ぎになって翌日以降普通に入れなくなるだろうと思ったものです。


あたしがタイムトラベラー、ジョン・タイターだよ
な、なんだってー



ふぅ、じっくり時間を取ってみたい。