Finalize Apoptosis(EP20)

今回も20話の海外の感想を見たことに対して徒然と、時差ボケ酷くてあまり読めてませんが以下づらづらと。(今回は短いです)
アニメオリジナルの展開に、原作のバイアスが掛かっていないあちらの反応は結構気になるところだったのですが、どうだったのでしょうか。



全体纏め

評価は総じて高いです、反響も見た感じでは大きい感じ。
FBの正体に驚く人が多数、そして現れたまゆりか紅莉栖かという2択に対し、岡部がどうこれから行動していくのか推測が乱れ飛んでいるというところ。点数がある場所では高評価(最高点・次点)をつけている人が多かったでしょうか。個人的に気にしていたMr.ブラウンの反応に関しては、その背景にある悲劇とその行動規程に同情ではなく理解されているような感じを受けました。*1一方で、Mr.ブラウンの背景はまだいろいろあって省略されているみたいだという意見もいくつかありました。

全体感想

ふぅ、FBの回は上手く終わったな。しかしFBの正体にはかなり驚いたよ。
そして…、辛い展開が来たな。紅莉栖を救うか、時間跳躍を上手く使ってくれよ、オカリン!

今回の話の感想は「FBの正体驚いた」と、「次回オカリンどうするか待ち遠しいな」の2点にほぼ集約されています。

良い話だった、だけど残念なことに何が起きるかは殆ど予想できていたからそこまでエキサイティングな話には感じられなかったかな。たぶん他の人も同じ感想じゃないかと想像しているよ。今は、状況が面白くなってきたね。どうやって紅莉栖とまゆりの二人を救う方法を見つけるか知るのが待ち遠しいよ

Mr.ブラウン=FBは(前回、FBは女性情報が出るまで)大勢だったこと、Dメール遡及で1話に戻ることは鈴羽の説明から想定されていたことから考察系の方ではこういう意見も。ただ、感想の反応見ている限りでは驚いている人の方が多数でしょうか。

FB

FBの正体に驚いている人は多数。考察組で外した人はBしかヒントがないなんてミステリ問題としては酷くないかと文句を言っていたけど、伏線カットされちゃってほぼノーヒントだからそこは仕方ないですかね。

なんでオカリンはIBN5100をMr.ブラウンが受け取ったのを見たのに、彼がFBだと思わなかったんだろう?

FBは女性という視聴者と同じ誤りをおかしているから…ですね、原作では天王寺の妻じゃないかと思ってたんだっけ。

FBの正体については、彼の行動原理はクリアで、本当に悲劇的な人物だったな。大きな謎は彼らのそういう背景をSERNはどうやって知ったのかといったところか。あと、彼と鈴羽を結びつけた話の展開は素晴らしいな、それは悪役を悪役であって欲しくない人物として肉付けする賢い方法だったよ。

鈴羽と天王寺のつながり、そして手紙からDメーターのやり取りがあっただけに、FBの正体に衝撃を受けたという意見は他にもあり。

衝撃的だったのはFBがMr.ブラウンだったということだな。萌郁が母親だと信じていた人間が禿げたTV売りの男だと知って荒廃する様は…、疑問を持たないで盲目的に誰かを信じる時にそういうことは起こるんだよ。これは彼女自身の呪いにも似た過ちだね。もちろん萌郁が死んだ時は悲しかったけど、意識が薄れていく中で呼んだのはFBではなくて岡部だったな。彼女は心臓を撃たれるまで、FBが与えてくれた居場所とは違うものを岡部達とラボがくれたことに気づかないままだったんだな。

憧憬と理解はベクトルが正反対だと思うわけですが…
萌郁さんに関しては、死ぬのはしょうがないよねという意見が多し。FBに撃たれたのは因果応報という感じの意見が多いか、前回のオカリンパンチに比べて萌郁さんあまり感想で触れられていない気がする?(FBと最後の引きのインパクトが強すぎたか?)

Steins;Gateのもう一つの見事なエピソードだった。ショックで息が詰まることなんて滅多にないけど、実際今回は起きたよ。Mr.ブラウンが自殺するとは単純なまでに想像してなかった、大体のアニメで自殺する前の様子はなんとなくわかるのにね。それは彼が疲れた表情をしていたわけじゃなく、本当に冷静だったからだろうな。きっと綯を心配させないために長い本当に長い間、その仮面をかぶって来たから最後まで彼はその表情でいることができたんだろう。少なくともDメールのおかげで孤独な綯の今後について悩む必要はないけど、岡部がSERNの犬であることに自己嫌悪をしているブラウンを知ってなお、彼と以前と同様に接することが出来るかは気になっている。

この作品は本当に原作をやりたくさせるな…、面白いと思うんだけどいろんなことを見逃している気がするんだよ。

FB(天王寺裕吾)の話はまだまだたくさんあって、アニメでは結構カットされたんだろうなという意見がいくつか。鈴羽との関係を気にして、亡環のリベリオンの名前が出てきていましたね。(私はまだ読んだことはありませんが)

海外原作組の反応

今回は展開が変わったので、それに対してどういう反応があったかというと。

  • サイコなロリ殺人者は見逃したけど、それにも関わらずこの改変は上手くやってくれたな。
  • 綯の話はTVでやらなくて正解だろ、あれはこの作品を傷つける。たぶんOVAかなにかでやると思うよ。
  • 全体にとって重要じゃないし、むしろmindfuckなのはわかるけど、なんでなくなったんだろ。

見た感じではこれでいいんじゃないかという意見か。
展開変わったのは尺の関係じゃないかと推測されているようです。(自主?)規制じゃないかというコメントはなかったかな。

今後の展開

オカリンと同じく「最初に紅莉栖が死んでいたことをすっかり忘れていた!」という感想もいくつかありますが、これまでの感想にあったように「(鈴羽の説明から想定されていた)事態が遂に起こったか、さて岡部はどうするのかじっくり次回を待とう」という感想が多いです。
同様にこれまでの経緯を見直して推測を行っているところもあり、投稿者間の理解に差があるのが見て取れます。

わぉ、彼は気づいた。岡部は遂に私達が長い間気にしていたこと、即ちDメールを取り消していけば、紅莉栖が死ぬことに気づいた。私は彼が紅莉栖も死なず、SERNに囚われず、まゆりの死を回避する世界線をどうやって選びとるか楽しみです。

世界線C、あるいはγ(ガンマ)世界線に行く方法を見つけるんじゃないかという意見は多い。

現実的な可能性があるのは次の4つかな

  1. 彼は最初の世界線に戻り、紅莉栖は死ぬ。
  2. 彼は紅莉栖もまゆりも死なない、新しい世界線「C」を見つけ出す。
  3. 彼は方法を見つけ出すが、その為に自分を犠牲にする。
  4. 紅莉栖は状況を理解し(岡部が妨げようとするが)、まゆりのために自分を犠牲にして最初の世界線に戻ることを強要する。

フェイリス父を犠牲にしたが紅莉栖は犠牲にしないだろうという意見は多いか。

同じような悲劇がオカリンにも起きた。彼がまゆりを救うことを何よりも重視した結果、彼は殆どまゆりと話していない。まゆりを救おうと足掻くほど彼女との距離が遠のいていく、そしてそれら全ての世界線で彼と共に過ごし、打ち明け、距離が近づいたのは紅莉栖だった。この人間関係の変化を受けて、彼が紅莉栖の死にどう対応するか非常に気になる。たぶん彼は2人とも助けようとするんだろうけど、そんな便利な答えがあるとは思えないんだよ。個人的には紅莉栖の方が好きなんで、そちらを助けてくれるといいんだけど…

他にも人物間の進展と、ストーリの流れが一致して素晴らしいという意見も。


他にもいろいろと考察は出ています。
良い1例として、いろんな意見が出ていて毎週見るサイトに↓があるんですが、通常100〜150コメントぐらいなのが、現在で325コメント超えています。*2(大部分が特定考察者による書きあいですが)
Random Curiosity Steins;Gate – 20

その他

みんな第1話で紅莉栖が死んでいたところに注意を向けているけど、12話の最初でまゆりはいくつもの世界線のオカリンを探してきたという場面を憶えている?これは複数の世界線に彼らがいることを意味しているし、その時まゆりはまゆりとオカリンは死ぬけど二人の意思は未来まで継続していくと言っていたよね、これは何のヒントだい?
12話は見直すべきだと思うよ。

Dメールで誰かの死をどうこうするというのではなく、観念的なエンディングになるのではないかという予想。

華々しいエピソードだった。別のブロガーがかなり正確にFBはブラウンである根拠を指摘していたんでネタバレ状態だったけど、それでも実際起きるとエキサイティングだったよ。
しかしこの作品では本当に”誰もが”重要だということを明らかにするな、ということで今別の起こっていることを考えている。
つまり、被告は紅莉栖に嫉妬した父親だよ。僕は彼が紅莉栖を殺したんだと推測している。彼の話は今までに何度か言及されている、ということは彼は重要な役割を持っているということだと確信できるからね。しかし、最初の世界線で紅莉栖が死んだことを忘れていた視聴者がいたことには驚きだよ。
12話の砂時計か、あれは岡部のただの夢だと思ってたんだけど、だけどそのアイデアは非常に興味深いね。

紅莉栖殺害に関しては謎が多い。
それもあってその世界線には必ず行くんだろうという意見多し。
(世界線C、γ世界線を期待しながら、紅莉栖は絶対死ぬだろうと予想している人が多い理由はそこ)

ブラウンがFBだって、公式(の展開)に打ちのめされたよ。
これまでの憶測

  1. 紅莉栖の父親が1話で彼女を殺した。
  2. オリジナルのまゆりは一人だけ。(どの世界線でもまゆりは岡部と同じ1人)
  3. 綯は未来から来たSERNの指導者

うん、どれもこの話にはあうにはヘンテコ過ぎるよね。

どうでしょう。

これまでの話があっていたとして(1話に戻る)、1話で岡部の言っていた「機関」ってなんなんだ。SERNのことはこの時点ではまだ知らないんだよな。だけど「機関」がMr.ブラウンを抱き込んだとも言っているし、どうなんだ?

英語版TIPSサイト
「機関」というのは「設定」だけどそれが事実になっていくのはなんという皮肉だろう。

Mr.ブラウンを抱きこんだ〜はいい追加だった思います、本当1話は見返すと良く出来ている。
そして英語版のTIPSサイトがあったとは!
TIPS見ないとわからないところが多いよな、と思ってただけにやはりあったかという思いと、今まで知らなかった自分にしょんぼり。
とはいえ途中で更新止まっちゃっていますがね、残念。
ちなみに日本語版はこれ、アニメの公式サイトですね。


さて、FBの驚きの正体と、Dメールを消していくという指針がなくなりどう先が進むかわからなくなった20話終了後、後4話しかないのかという嘆きも聞こえ始めましたがどういう展開で進んでいくのでしょうか。

*1:オリジナルの展開でMr.ブラウンの境遇を入れたのはプラスに働いているみたい

*2:あまりにも多かったので今回はここからのコメントは抜いています。見切れなかった…、もとい見る気力がなかったとも言う。